#

11 ハマナス・イソスミレ 群生地 ぐんせいち

#

権現森ごんげんもり海岸にはハマナス・イソスミレの大規模な群生地ぐんせいちがある。このような群生地は本州中部以北ではところどころに見られるが、本州中部以南ではまれである。このため、町ではこの地を天然記念物に指定して、貴重な群生地を維持できるよう保護に努めている。

〈ハマナス〉 バラ科バラ属の落葉低木らくようていぼくで、北海道、関東地方東部の海岸から北、日本海側は鳥取県までの海辺の砂丘地に群生する。内灘では権現森の海岸斜面に点在しており、6月~9月になると、直径7~9cmの紅色の香りのある五弁花ごべんかを咲かせ、その後は赤色の小型の実をつける。
〈イソスミレ〉 スミレ科スミレ属の多年草で、本州中部以北の日本海沿岸の砂丘に自生している。内灘では、ハマナス同様権現森の海岸斜面に点在しており、毎年4月~5月にかけて長さ5mm~7mmの空色を帯びた淡紫色たんししょくのほっそりした花を咲かせる。
指定年月日:昭和47年8月17日または1972(昭和47)年8月17日

所在地 ( しょざいち )

住所

宮坂(権現森海岸)