権現森ごんげんもりにある、かつての小濱神社おばまじんじゃの礎石そせきと考えられる社趾しゃし。この礎石は1714（正徳4）年、加賀藩主前田綱紀まえだつなのりの社殿造営の遺蹟いせきともいわれている。権現森の沖合には大きな鳥居が海没しているという伝承がある。これは、海岸線の後退で度々社地を移転していた小濱神社の鳥居と考えられており、海が澄んだ時には海底の鳥居がのぞき見られたと言われている。
指定年月日：1972（昭和47）年8月17日