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10 シロチドリ

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チドリ目チドリ科チドリ属の1種で、日本では本州以南の砂浜や干潟、河川敷などに生息している留鳥りゅうちょうである。成鳥になると全長約17cmになり、背中は淡褐色たんかっしょくで腹部は白色をしており、夏羽になるとオスは褐色、メスは淡い褐色となる。また、昆虫類やクモ、ゴカイなどを主食とし、鳴き声はピュルッピュルッと聞こえる。石川県内では内灘から羽咋にかけて海岸の砂地に営巣して、4月~6月にかけて卵をかえす。しかし現在では、侵食しんしょく護岸工事ごがんこうじによりシロチドリの営巣えいそうに適した広い砂丘が少なくなった。静かな環境で波打際のエサが容易にとれる場所であっても、営巣地へ自動車などが乗り入れるためにシロチドリの繁殖が脅かされており、その数が極端に減少している。そこで内灘町では天然記念物に指定し、年2回生態調査を行って保護に努めている。
指定年月日:1972(昭和47)年8月17日

所在地 ( しょざいち )

住所

内灘町海岸線一帯