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05 把手付鉢 ( とってつきばち )

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大根布おおねぶ砂丘から出土した6~8世紀頃(古墳時代後期)の渡来とらい系とみられる土器。把手とってがついている点や保存状態の良さ、精製度の高さなどからみても石川県内では類例をみない異形土器である。こうした土器が誕生した背景には、内灘周辺が朝鮮半島からの交易の要地でもあり、3~4世紀頃より朝鮮半島から「かまど」で土器を作る技術が伝えられ、硬度が高く、しかも精度のよい土器が作られるようになったことと関係があると考えられる。しかし、この土器の作られた目的や用途など詳細は解明されていない。
指定年月日:1972(昭和47)年8月17日

所在地 ( しょざいち )

住所

宮坂に455番地
内灘町歴史民俗資料館「風と砂の館」
(齋藤家寄託)

交通アクセス

JR金沢駅→北鉄浅野川線:約17分→内灘駅→なだバスナディ:約25分
→ほのぼの湯下車すぐ