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02 粟ヶ崎遊園本館入口 ( あわがさきゆうえんほんかんいりぐち )

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かつて内灘に存在し、「北陸の宝塚たからづか」と呼ばれた大遊園地「粟ヶ崎遊園」の本館入口。「粟ヶ崎遊園」は1925(大正14)年に、北陸の材木王と呼ばれた平澤嘉太郎ひらさわかたろうによって創設された。兼六園の約2倍にあたる6万坪の広大な敷地には、少女歌劇などで人気を博した大劇場、コドモノクニ、動物園、野球場などが設置された。第二次世界大戦の影響で1944(昭和19)年に閉鎖、軍のタイプライター工場として転用された。その後、1951(昭和26)年オリンピック観光博覧会を経て解体処分された。解体後も本館入口は長らく残されていたが、町が所有者よりもらい受けたことをきっかけに、2002(平成14)年、内灘町歴史民俗資料館「風と砂の館」横の和風庭園に移築され、町で保存していくことになった。現在では、粟ヶ崎遊園関係で残っている唯一の建造物である。
指定年月日:2019(平成31)年3月22日

所在地 ( しょざいち )

住所

宮坂に456番地
内灘町歴史民俗資料館「風と砂の館」隣

交通アクセス

JR金沢駅→北鉄浅野川線:約17分→内灘駅→なだバスナディ:約25分
→ほのぼの湯下車徒歩3分